闇金が返済後に付きまとってくる...。ちゃんと返済して関係を断ち切るにはどうすればいいんだろう?
今回は、このような疑問を解決していきます。
闇金は、継続的に利益を上げ続けるために、利用者が簡単に完済できない仕組みを作り上げているのをご存知でしょうか。
結論から申し上げて、闇金を完済するのは非常に困難で、もし完済できたとしても付きまとってくるケースも少なくありません。
本記事では、闇金へ完済できない仕組み、闇金にとってのメリット、闇金被害の対処方法について、闇金トラブルに強いシン・イストワール法律事務所の弁護士が徹底解説いたします。
闇金被害でお困りの方は、読み進めながらお悩みを解決しましょう。
闇金トラブルでお困りの方は、今すぐ弁護士へご相談下さい。闇金被害は放置すればするほどエスカレートするため、非常に危険です。
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※ 債務整理受任に関しては弁護士との面談が必要ですが、諸事情により面談が困難な方はお気軽にご相談ください。 1.闇金から借りたお金が完済できない理由
闇金は怖いというイメージをもつ方は多いと思います。
怖さの理由、それは一度借りたら簡単に完済できないという点です。
完済できないのは「利息が高い」「何かと理不尽な理由をつけて脅してくる」など様々な理由があります。
一度闇金と関わると、いつまでも借金を支払い続けることになってしまいます。
「借りた額が少額なら完済できるんじゃないの?」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
いいえ、そんなに甘くありません。
闇金は狙いがあって、意図的に完済させない仕組みを作り上げているのです。
理由① 違法な超高利で利益を上げ続けるため
一般的に、闇金は「トイチ」「トサン」「トゴ」と呼ばれる高利で融資を行います。
トイチは10日で1割(とおかでいちわり)、トサンは10日で3割(とおかでさんわり)、トゴは10日で5割(とおかでごわり)の利息設定の呼称です。
利息制限法では貸金業者が定められる上限金利について、以下のように規定していますが、ほとんどの闇金は守っていません。
例えば、トイチを単利で年利に換算すると365%となり、明らかに違法だと判断できます。
「10日で1割」ということは10万円を借りた場合、1日1,000円、10日で1万円ずつ利息が上乗せされるので借金が増えていきます。
1ヶ月で3万円、2ヶ月で6万円...と借金が膨らむのです。
闇金にとって、違法な超高利は利益そのものと言えます。
違法な超高利で安定的に利益を上げ続けるために、利用者とできるだけ長く取引したいと思うでしょう。
完済間近になると「お金は足りていますか?」「お困りでしたら融資します」などと、新しく借金を作らせる業者も存在するほどです。
「借りたお金はきちんと返したい」と思う真面目な人ほど、違法な利息でもきちんと支払い続けるため、闇金の格好のターゲットとなります。
「○○さんはちゃんと返してくるから多めに貸すよ」などと優しそうな勧誘をするでしょう。
闇金の親切そうな勧誘はすべて意図的に行われているので、話に乗ることは絶対におすすめできません。
利用者に闇金を完済させない仕組みは、闇金が利益を上げられるというメリットがあるため存在すると覚えておきましょう。
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参考トイチとは?計算方法や返済義務について詳しく解説
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理由② 利用者を犯罪行為に巻き込むため
闇金は完済できない利用者に対し、
「携帯電話を契約してきたら利息を減らしてやる」
「銀行口座を譲渡てくれたら、返済を待ってやる」
などと、取引を持ちかけるでしょう。
実は、これこそが闇金にとっての目的なのです。
携帯電話や銀行口座は、闇金の運営にとって欠かせない商売道具ですが、闇金のような違法行為を行う業者は自分たちで契約・開設できません。
そこで返済で首が回らなくなった利用者に対し、返済の交換条件として契約・開設させるのです。
闇金は「携帯電話を契約させる・銀行口座を開設させる」目的のために、わざと完済できない仕組みを作っていると言えます。
しかし、他人に譲渡する目的で携帯電話を契約したり、銀行口座を開設したりすることは、詐欺罪などに当たる違法行為です。
警視庁や大阪府警察が注意を呼び掛けています。
実際に使用するつもりも、購入代金・利用料金を支払う意思もないのに、携帯電話等を契約し、販売店からだまし取った携帯電話等をアルバイト斡旋業者なる者に渡してアルバイト料をもらうという人がいるようです。
携帯電話等を販売店からだまし取る行為は犯罪です!
携帯電話販売店に対する詐欺罪が成立します!
参考:警視庁「携帯電話等を販売店からだまし取る行為は犯罪です!」
正当な理由なく、通帳・キャッシュカードや、インターネットバンキングのログインID・パスワードなどを譲り渡したり・譲り受ける行為は、有償・無償を問わず犯罪となります。
譲渡・貸与された口座は、振り込め詐欺などその他の犯罪に利用される可能性があります。
安易な気持ちが、犯罪を助長させ、自分自身が大きな犯罪に加担することになりかねません。
また、これらの口座が犯罪に利用された場合、譲渡していない他の口座も全て凍結されたり、今後新たな口座開設ができなくなるおそれがあります。
参考:大阪府警察「口座の売買・譲渡し(譲受け)は犯罪です。」
ほかに、詐欺の受け子や出し子の話をもちかける闇金も存在するようです。
闇金は、はじめから利用者を完済できないようにして、犯罪行為に加担させることを目的としています。
闇金からの借金は、返済に悩む前に弁護士に相談して解決しましょう。
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2.完済後も油断できない闇金のワナ
もしも頑張って闇金への借金を完済できたとしても、油断はできません。
相手はどうにかして利用者にお金を払わせようと、様々な言いがかりをつけてきます。
そのため、債務者が返済し終わったと認識していても、闇金業者側が完済を認めないという可能性もあります。
ワナ① 闇金が完済を認めない
たとえば、事前連絡の有無を理由にした完済拒否です。
もし借金を完済できるだけのお金を用意したとしても、一度に完済するという事前連絡がないとの理由で受け付けてもらえないことがあるのです。
理不尽でおかしな話ですが、そんなことは闇金には関係ありません。
せっかく支払えるのに完済できず、利息が追加されてしまいます。
他にも、事前の契約時とは異なる借金の返済額を要求されることもあります。
実際に借りた金額程度のお金を用意したとしても、その契約は口約束だったということが多くあります。
相手は利息や手数料などと言って、なんとかしてお金を支払わせようとしてきます。
闇金を利用すること自体が非常に危険であるということを覚えておきましょう。
こういった手口の際、契約書を見せてくれない・破棄するよう命令される、といった指示を受けることがあります。
どんな理由があっても契約書を破棄していい理由などありません。
同じような支持を受けたら、縁を切るための行動が大切です。
ワナ② ちゃんと完済しても、闇金が付きまとってくる…
さらに怖いのが、闇金同士での個人情報のやり取りです。
闇金は、違法利息での貸付だけではなく個人情報の売買も行っています。
そのため一度闇金から借り入れをすれば、あなたの個人情報は闇金業者の間で一生出回ってしまうのです。
それによって、完済後もたくさんの業者から融資の連絡がいつまでも来ることになるでしょう。
一度でも関わってしまったら最期、永遠に縁を切ることが不可能となるのです。
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3.闇金の狙いとは?
闇金を利用する人には、一般の消費者金融では借入出来ない人、普段からお金に困っている人、意思の弱い人が多いとされます。
こういったタイプの人は「お金を貸してくれた」という感謝から、最期まで全額返済しようと努力します。
業者からすれば、これほどありがたいお客さんはいません。
そういった弱みを持った人はターゲットにされやすい傾向があります。
闇金で多く・長期的に借金をつくって欲しい
繰り返しになりますが、闇金は違法に高額な金利で儲けをあげています。
そのため、利用者にはできるだけ大きな金額の借金を、より長期的につくり続けてほしいと思っています。
例え1度完済したとしても「またお金に困っていませんか?」などと勧誘して、借金をつくらせようとするのです。
むしろ「超高い金利の借金を完済してくれた」という気持ちで、完済した人をターゲットに再び勧誘する闇金も少なくないようです。
完済したとしても、闇金に狙われ続けていると警戒しておきましょう。
完済し終わって「今後一切かかわりを持たない」と約束させたい方は、弁護士へご相談ください。
シン・イストワール法律事務所なら、手ごわい闇金相手に交渉成立させてきたノウハウで「一切の連絡や付きまといなどの関係を断ち切る」と約束を取り付けられます。
闇金から逃げ切るのは簡単ではない
実際、完済後も縁が切れないという人はとても多いようです。
ずっと前に完済したずなのに、勧誘や催促の連絡が毎日のように続くということがあるそうです。
闇金の考えは、みなさんの想像以上に悪質です。
一度つかまえた債務者は、返済のできるできないに関わらずいつまでも追いかけられるので注意が必要です。
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4.どこまでも追ってくる闇金を撃退するには?
闇金に関する悩みを解決するには警察や法律事務所の力を借りるのが一番です。
誰にも相談せずにひとりで解決しようとするよりも、法的措置を利用して解決を目指す方がその後の生活もずっと安心です。
闇金からの借金は返済不要
日本では民法第708条で「不法原因給付」という規定があり
「不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することができない」
と決められています。
これはつまり、違法な条件で借りたお金を返済する必要はないということです。
そう、闇金から借りたお金に返済義務は生じないのです。
実際に、最高裁判所で判決が出ています。
平成20年6月10日、「ヤミ金融業者が著しく高利で貸し付けた場合、利息分だけでなく、支払った元本・利息の全額を損害として請求することができる」旨の判断が最高裁において下されました。
参考:金融庁「ヤミ金融業者に係る最高裁判決の概要について」
だからといって借金を放置してればいいわけではありません。
法律の専門家である弁護士や司法書士に法的な違法性を指摘してもらうことで、取り立てや迷惑行為を停止させることが出来るのです。
被害が拡大して追い詰められる前に、法律の専門家である弁護士に相談してトラブルを未然に防ぎましょう。
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参考闇金からの借金に、元本の返済義務はあるの?【弁護士が徹底解説】
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警察に相談するときの注意点
警察に相談をする場合、警察がすぐに動いてくれるとは限りません。
警察には「民事不介入の原則」という規定があり、具体的な実害が発生していないと捜査に向けて動くことができません。
また、たとえ実害が発生していたとしてもそれを証明できる証拠がなければ動いてくれません。
警察は弁護士とは違い、無料で相談ができ撃退までしてくれることもありますが、
・必ずしも動いてくれる訳ではない
・一時的な解決はできるが根本的な解決は難しい
点は理解しておきましょう。
時間に余裕がある、費用をできるだけかけたくない、という人は警察に相談をするのがオススメです。
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参考【闇金問題は警察に頼らないほうがいい?】闇金問題の正しい解決方法
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費用相談に乗ってくれる弁護士も
なるべく早く闇金と手を切りたい、すぐに取立てをどうにかして欲しいという場合には弁護士を頼るのがオススメです。
弁護士なら最短即日で取り立てや嫌がらせを止めることができます。
もちろんこれからの返済は不要になります。
また場合によっては今まで払ってきたお金が戻ってくることもあります。
ただ弁護士に相談するとなると心配なのは費用です。
ですが心配ご無用です。
最近では電話やメールでの無料相談を受け付けている弁護士事務所がたくさんあります。
そうした無料相談を利用して、トラブル解決のアドバイスを貰うだけでも解決への大きな一歩となるでしょう。
また多くの弁護士事務所は、後払いや分割払いなどの支払い方法に関する相談にも乗ってくれます。
闇金にずるずると支払いを続けるよりもずっと安く済むでしょう。
まとめ:闇金には返済する必要がない
- 闇金の利息は違法であり、完済できないシステムになっている
- 完済できない利用者に対して携帯電話・銀行口座の譲渡、詐欺の出し子・受け子を持ちかける業者もいる
- たとえ完済できても、縁を切ることはできない
- きっぱり縁を切るには弁護士相談がおすすめ
- 無料で相談できる弁護士事務所もある
今回は、闇金へ完済できない仕組み、闇金にとってのメリット、闇金被害の対処方法について、シン・イストワール法律事務所が徹底解説してきました。
闇金は「利息で儲け続けたい」「犯罪行為に巻き込んで利用したい」という理由で、借金を完済させない仕組みを作り上げています。
万が一闇金を利用してしまった時は弁護士に相談することでスムーズに問題を解決することができます。
相談には相当お金が掛かるのではないのか、またきちんと相談に乗ってくれるのだろうかと気になっている人もいるかもしれません。
弁護士依頼にはもちろん費用は掛かりますが闇金に返済を続けるよりもずっと安い金額で済みます。
シン・イストワール法律事務所は、これまでに10,000件以上の闇金問題を解決してまいりました。
闇金問題のノウハウや経験が豊富なシン・イストワールへ、まずはお気軽にご相談ください。
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