今月ピンチだから、だれでもいいからお金貸してほしい…
Twitterやインスタでお金貸してくれる人がいるみたいだけど、借りても大丈夫かな…?
そんな軽い気持ちから、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSで検索をかけてみると
「10万円まで即日融資します!」
「ブラックの人もOK!」
といった、個人間融資をつのる投稿を見つけることができます。
しかし、このような個人間融資は非常に危険であるとご存じでしょうか?
SNSを介した闇金については、金融庁も注意喚起するほど危険です。
不特定多数が閲覧可能なSNS等で「お金を貸します」、「融資します」などと書き込んで、契約の締結を勧めることは、貸金業法の規定に抵触する場合があります。
個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われるほか、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険性があります。
参考:金融庁「SNS等を利用した「個人間融資」にご注意ください!」
今回は、個人間融資を名乗る闇金の恐ろしさ、危険性、借りてしまったときの対処方法について、闇金トラブルに強いシン・イストワール法律事務所の弁護士が詳しく解説していきます。
ツイッターなどのSNSを含めインターネット上で個人間融資を名乗る闇金被害が増えていますので、みなさんも気をつけましょう。
今回のテーマ
- 個人間融資ってなに?
- ネット掲示板を利用した個人間融資
- SNSにおける個人間融資
- 個人間融資の危険性
- 個人間融資の中身は闇金
- 個人間融資が優しいのは最初だけ
- 個人間融資トラブルの解決方法
- まとめ
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※ 債務整理受任に関しては弁護士との面談が必要ですが、諸事情により面談が困難な方はお気軽にご相談ください。 3.SNSにおける個人間融資
個人間融資が活動しているのは掲示板だけではありません!
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSで、#個人間融資と検索してみてください。
「お金貸します!」
「ブラックの人も大歓迎!」
「お金に困っているならば、いつでも相談に乗りますよ。」
「即日融資します」
ネットの掲示板と同様に、融資をつのる投稿が山のように見つかります。
またその投稿からは、優しい・親切・安心といった印象を受けてしまうのも事実です。
ただし、優しいのは最初だけであり、政府も注意喚起をしているため、惑わされないようにしましょう。
「#個人間融資」という言葉を目にしたことはありませんか?
これは、 SNSなどで個人間であることをうたってお金の貸付けを行う際に用いられているものです。
こうしたSNSにおける個人間融資については、たとえ個人が行う場合であっても、貸金業法の規定に抵触する場合がありますので注意が必要です。
また、個人間融資は、貸した側が罪に問われるおそれがあるだけでなく、利用した側も、様々な犯罪被害やトラブルに巻き込まれるおそれがあります。
参考:政府広報オンライン「新たな手口のヤミ金融に注意!『#個人間融資』『給与ファクタリング』」
4.個人間融資の危険性
ネット上の投稿を見て、あなたはどう感じたでしょうか。
個人間融資は非常に危険
「すごく優しそうだし、これなら安全に融資を受けられるかも?」
「直接顔を合わせずにお金を借りられるなんてスゴい!」
そう思う人も、なかにはいるかもしれません。
しかし結論から言うと、個人間融資は極めて危険です。
実態は非常に悪質であることも多いため、決してダマされないでください!
国の機関も警鐘を鳴らしている!
掲示板やSNSを利用したネット上での個人間融資は、今や社会問題にまで発展しています。
以下のツイートをご覧ください。
個人間融資は厚生労働省や金融庁といった公的機関も注意を促すほど危険な行為なのです。
金融庁に関しては公式サイトでも、個人間融資の危険性を発表しています。
【金融庁公式サイトからの引用】
SNSやインターネット掲示板などにおいて、個人間での金銭の貸し借りをうたった書き込みがなされている実態があります。
個人であっても、反復継続する意思をもって金銭の貸付けを行うことは、貸金業法上の「貸金業」に該当します。
(注)貸金業を営む場合は、国又は都道府県の登録を受ける必要があります。
さらに、不特定多数が閲覧可能なSNS等で「お金を貸します」、「融資します」などと書き込んで、契約の締結を勧めることは、貸金業法で規制されている「貸金業を営む目的をもって、貸付けの契約の締結について勧誘をすること」に該当するおそれがあります。
これらの貸金業の無登録営業及び無登録業者による勧誘は、いずれも罰則の対象となります。
また、個人間融資では、個人を装ったヤミ金融業者により違法な高金利での貸付けが行われるほか、個人情報が悪用されるなどして、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険性があります。
ヤミ金融業者による個人間融資は利用しないようにしましょう。
要約すると「貸金業を営む個人間融資は貸金業の決まりを守っていない違法業者だから注意してください」と注意喚起しています。
個人間融資がいかに危険なものなのかがよく分かります。
5.個人間融資の中身は闇金
ネット上で融資をしている個人の多くは、法律で義務付けられている貸金業者としての登録を済ませていません。
「個人間でのお金の貸し借りなんだから、問題ない!」
これが融資をおこなう彼らの言い分です。
しかし、先ほどの文面にもある通り、金融庁は「個人間融資」について以下のような解釈をしています。
「たとえ個人であっても、反復継続して金銭の貸し付けを行っていれば、それは個人間融資とは言わず、貸金業に該当すると言わざるを得ない」
国の機関である金融庁は「個人間の融資でも貸金業に該当する」という見解を公式に示しているのです。
貸金業を営むには、ルールがある
本来、貸金業をするには、国や都道府県から許可を得る必要があります。
もしも貸金業登録をせず、すなわち無登録で融資を行っているのであれば、それは違法行為なのです。
そして、その融資を行っているものは当然に違法業者とみなされます。
さらに、個人間融資では法外な金利でお金を貸し付けていることが非常に多いです。
利息制限法の上限である、年利20%を超えて融資をしていれば、その点でも法を犯していることになります。
ほとんどの個人間融資は、上限金利の数十倍もの利息設定を行っていることが多いです。
- 貸金業者として登録を済ませずに、融資を行っている
- 利息が非常に高く、上限金利を上回っている
ネット上の個人間融資は、これらの2点において法律を破っていることがほとんどです。
つまり、個人間融資は違法貸金業者の闇金といえるのです。
6.個人間融資が優しいのは最初だけ
個人間融資をしてくれるような人は、優しい顔をして近づいてくることがほどんどです。
「個人間融資を利用しているけど、相手は優しいし対応も丁寧だから、闇金とは思えない」
「お金に困っている自分を助けてくれたので、恩を返したい」
もしもあなたが個人間融資を利用していて、このように感じているのなら、一刻も早く考えを改めた方が良いでしょう。
やり取りを始め出した最初こそ、丁寧で親切な対応をしてくれるかもしれません。
親切なのは最初だけ
もしお金を借りてしまったら最後で、その後は恐ろしい結末が待っています。
- 伝えた個人情報を悪用される
- 家族や勤務先にまで取り立てや嫌がらせ手ががおよぶ
- 融資の前段階として保証金を支払ったのにも関わらず、すぐに音信不通となり結局は融資を受けられなかった
個人間で融資をするような相手は、あなたからお金をしぼりとることしか考えていないのです。
最初は相手も親切な態度で接してくるので、取り立てや脅迫のイメージが付かないかもしれません。
ですが、もしあなたの返済が少しでも遅れると、相手は闇金としての本領を発揮してきます。
相手業者の態度には惑わされないようにしましょう。
アイコンに騙されてはいけません
また、ツイッターで個人間融資を行っている人たちのアイコンを見てみましょう。
- 可愛いキャラクターのイラスト
- かしこまったサラリーマン
- キレイな女性のイラスト
- 美しい風景の写真
このように個人間融資をおこなう人たちのアイコンは、怪しいどころか安心感を持ってしまう画像ばかりです。
ですが中身は悪徳な闇金であることには変わりありません。
騙されないように気をつけましょう。
7.個人間融資トラブルの解決方法
もうお分かりかと思いますが、個人間融資には、決して手を出してはいけません。
もし利用してしまえば、とんでもない額の利息によって返済が追いつかなくなり、激しい取り立てによってあなたの生活はぐちゃぐちゃにされてしまいます。
考えられる解決方法は3つあります。
- 生活福祉金制度を利用する
- 弁護士に相談する
- 金融庁に相談する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
個人間融資トラブルの解決方法①
生活福祉金貸付制度を利用する
生活福祉資金貸付制度とは、各都道府県の社会福祉協議会が行う支援制度です。
- 必要な資金を他から借りるのが難しい低所得者世帯
- 障害者世帯
- 65歳以上の高齢者がいる高齢者世帯
この3つのいずれかに該当していると、支援を求めることができます。
支援制度としては生活保護が有名ですが、生活保護になる前にこうした制度があると考えてください。
特にコロナ禍によって収入が大きく減じた世帯などを対象にして、政府は貸付対象を大幅に拡大しています。
低所得者世帯以外でも申込みができるようになっているので、生活費で赤字を出しているという人は利用してみるといいでしょう。
「緊急小口資金」「住居確保給付金」といったような形で、現在のところは支援を行っています。
他にも生活福祉資金貸付制度には、以下のようなものがあります。
- 生活支援などを目的とする総合支援資金
- 病気療養や介護のための福祉資金
- 教育に関する教育支援資金
- 持ち家などの不動産を担保とした不動産担保型生活資金
一般的にお金に困っているのなら総合支援資金を利用するといいでしょう。
個人間融資トラブルの解決方法②
弁護士に相談しよう
では、もしもすでに個人間融資に関わってしまっている場合はどうすればよいのでしょうか。
「すでに融資を申し込んでしまった…」
「契約をして個人情報も教えてしまっている…」
こんな状況なら、今すぐ個人間融資と縁を切らなければなりません。
「では、一体どうやって解決すればいいの…?」
そんなあなたがまず相談すべきは、弁護士です。
実は個人間融資などの闇金は、法律の専門家である弁護士を非常に苦手としています。
警察や役所は問題解決に手を焼いているのに対して、法律の専門家である弁護士は簡単に問題を解決することができます。
弁護士に相談することで、解決のスピードも上げられるでしょう。
個人間融資トラブルの解決方法③
金融庁にも相談しよう
最近金融庁は、個人間融資の撲滅に力を入れています。
以下のツイートをご覧ください。
金融庁は積極的に相談に乗ってくれる事がわかります。
金融庁に相談される際は証拠や被害内容をまとめてから連絡してみましょう。
まとめ:個人間融資とは?闇金なの?【手口や危険性をわかりやすく解説】
- ネット上では、掲示板やSNSを利用した個人間融資が行われている
- インターネット上の個人間融資の多くが闇金である
- 個人間融資で闇金と関わってしまったら、弁護士に相談するのがベスト
「個人間融資が、まさか闇金だとは知らなかった…」
「取り返しがつかなくなる前に個人間融資のトラブルを解決させたい」
そんな不安を抱えている方は、今すぐ弁護士に相談しましょう。
特に最近はコロナ禍によってインターネットの繋がりが強くなっているため、個人間融資の数は増加傾向にあります。
一見すると美味しい話に見えても、その先にあるのは地獄だけです。
絶対に話に乗らないようにしましょう。
シン・イストワール法律事務所には、個人間融資における闇金の解決事例が豊富にあります。
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