お金を調達する方法の一つに、「年金担保金融」と呼ばれるものがあります。
実際に年金を担保とした融資がおこなわれます。
しかし、年金担保融資をおこなう業者のなかには悪質な闇金が潜んでいることがあります。
この記事では、年金担保金融に騙されてしまった時の対処法、いち早く縁を切る方法について解説します。
記事を読んだら、トラブル解決に向けてすぐに動き出しましょう。
今回のテーマ
- 年金担保金融とは?
- 年金担保金融の手口
- 年金担保金融被害の被害事例
- 年金担保金融被害の対処法
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※ 債務整理受任に関しては弁護士との面談が必要ですが、諸事情により面談が困難な方はお気軽にご相談ください。 1.年金担保金融とは?
闇金は年金担保金融としての詐欺行為をどのように行うのでしょうか。
年金担保金融の手口
まず闇金は利用者へ融資をする前に、以下のような年金の取り扱いに必要なものを預かろうとしてきます。
- 年金証書
- 年金が振り込まれる預金通帳
- 銀行印
- キャッシュカード
しかし、これらが闇金の手に渡ると
あなたの年金が闇金に自由に使われることになってしまいます。返済も年金の中から行われ、法外な利息を取られるため手元に年金がほとんど残らないというケースも珍しくありません。
毎月の年金がいくらになるかは人によって違いますが、年金の大半を担保として持っていかれることも多いのです。
年金担保金融はお金が必要な時は便利に感じますが、後で大きな闇金トラブルに発展するので危険です。
年金を担保にするのは違法
お金を融資してもらう際に担保を設定することは、正規の融資でもよくあります。
一部例外があり、国に認められた公的金融機関、たとえば福祉医療機構や日本政策金融公庫などは年金を担保に融資できますが、それ以外の組織や団体は年金を担保にはできません。
つまり、闇金どうこうの前に年金担保金融そのものが法律違反であり違法組織なのです。
こういった違法貸金業者のことを「闇金」といいます。
年金担保金融は、最初から法律を違反しているのをいいことに、次々と詐欺まがいの違法行為をしてきます。
年金を担保に融資できる機関が一部あるために、大丈夫そうだと感じてしまいがちですが、年金を担保にして闇金から融資を受けるのは非常に危険なのです。
2.年金担保金融の手口は非常に悪質
年金を担保にできるのは、年金を受け取っている高齢者だけです。
つまり闇金は年金担保金融のターゲットである高齢者の弱みにつけ込んで、年金を奪い取ろうとするのです。
高齢者になると、仕事を退職していることがほとんどで、お金が必要になってもお金を得る手段があまりありません。
闇金はその点を悪用して「年金を担保にしてくれるなら融資をする」と勧誘するのです。
一時しのぎの借金に要注意!
高齢者は特に、病院の費用などのまとまったお金が必要な場合に年金担保金融を利用してしまう傾向が見られます。
高齢者にとっては融資を受けられるということだけでも魅力的であるため、危険と分かっていても利用してしまいがちです。
しかし、気付いた時には高額な利息の返済に追われ、経済的に非常に苦しい生活を強いられることとなります。
3.年金証書などを取られて手が出せない
また年金担保金融を利用すると、年金証書などといった年金受け取りに必要なものを闇金に取られてしまいます。
この状態だと、自分で自由に年金を扱うことができず、闇金側だけが自由に使えることになります。
年金を闇金に操られてしまい、毎月入ってくるお金の大半を返済に回されてしまう。
利用者の生活は、今まで以上にどんどん苦しくなりますが、闇金にとっては関係ありません。
年金に関する書類を返してほしいとお願いしても、無視されることがほとんどです。
場合によっては手数料やキャンセル料を請求される危険もあります。
年金を担保にするということは、それだけ恐ろしいのです。
はじめはやさしい言葉で迫ってくる闇金
闇金は最初の対応を丁寧にすることで利用者を油断させますので、ついつい利用してしまうことがあります。
しかし、一度年金を担保に取られてしまえば、その主導権はもう闇金のものです。
このような年金を盾に返済を迫る悪質な業者、近年では西日本を中心に被害が拡大しています。
もしも年金担保金融を利用してしまったのであれば、できるだけ早く相手と縁を切るよう動かなければいけません。
関連記事:「【闇金は大阪に多いの?】意外と知らないヤミ金の3つの事実」
4.年金担保金融被害の被害事例
続いては年金担保金融の具体的な被害事例をご紹介します。
父親が年金担保融資を利用しています
父親が年金担保融資を利用しています
私の父75才が数年前よりヤミ金と関わり、年金担保融資なる契約まで交わしてしまい、あげくには年金受給される銀行通帳とカードまで相手先へ渡してしまってる始末です。
どうりで一銭も無い生活をしながら母へはごまかしごまかし生きていたのでしょう。
至急解決の為動こうと思うのですがどのように手をつけてよいものか頭が整理つきません。
そこで皆様にアドバイスいただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
ヤフー知恵袋より
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こうした場合は年金の振込先を変更申請するのがベストです。
お近くの年金事務所に連絡して、振込先の変更方法を聞いてみましょう。
年金受給者に不正貸付
ターゲットは生活保護や年金受給者230人、ヤミ金容疑で財団法人代表を逮捕「助けてあげただけ」
こちらの記事は2016年に、兵庫県の一般財団法人「JRS」が生活保護受給者や年金受給者230人に対して合計で3億円の貸付をしていたというニュースです。
このニュースで問題なのは、貸金業登録をしないで金銭の貸付をおこなったという点です。
産経WESTより
5.年金担保金融被害の対処法
年金担保金融を利用してしまったとしても、早期に縁を切ることができれば被害も最小限で済みます。
闇金との縁を切る上で最も大事なことは闇金が年金を利用できない状況を作ることです。
預けた年金証書などを取り戻したり、年金が振り込まれる口座を変更するなど、具体的な方法はいくつかあります。
しかし自分ひとりでこうした対応をするのはなかなか難しいものです。
そこで、むやみにひとりで立ち向かおうとせずに法律の専門家の力を借りることが大切です。
年金担保金融問題で頼れるのは弁護士
年金担保金融と縁を切る手段として、法律のプロである弁護士に依頼する方法があります。
闇金対策をしている弁護士に依頼することで、あなたの代わりに年金担保金融との交渉、年金証書の取り戻しなどをしてくれます。
専門家の力で正しい手続きを行えば、今まで払ってきたお金が返ってくることも珍しくありません。
今までの平穏な暮らしを取り戻すためにも、法律の専門家の力を借りることが大切なのです。
年金担保金融を始めとした闇金トラブルの解決は、自分一人だけでは難しく大変な作業です。
専門家の力を借りて、スムーズに解決を目指しましょう。
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闇金問題を弁護士に相談するメリット
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まとめ:年金担保金融は闇金!
- 年金を担保に融資ができるのは、ごく一部の認められた機関だけ!それ以外は闇金!
- 年金担保金融のターゲットは高齢者がほとんど
- 年金担保金融を始めとした闇金問題で困ったら弁護士に相談しよう
年金担保金融を利用すると、大切な年金を闇金に奪われてしまいます。
面倒くさいからといって放置しておくとどんどん被害が拡大してしまいます。
利用してしまった場合は、なるべく早く必要な手続きをとって縁を切りましょう。
特に昨今のコロナ情勢では経済的に辛い思いをしている方が増えており、それに伴って闇金被害も急増しています。
もしも年金担保金融を始めとした闇金で困ったら弁護士に相談して解決することをオススメします。
シン・イストワール法律事務所には、闇金対応の実績・ノウハウが豊富にあります。
近年の複雑化している闇金の特徴や最新手口についても、しっかりとフォローしています。
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