「金融業者を名乗る人が、非通知でしつこい電話をかけてくる」
「以前借りた闇金が最近になって電話をかけてくるようになった。無視して良い?」
このように疑問を持ったことはありませんか?
闇金は新しい利用者を勧誘したり、返済を督促したりするためにしつこく電話をかけることがよくあります。
今回は、闇金が何度もしつこく電話をかけてくる理由や、しつこい電話の正しい対処法を弁護士が徹底解説しています。
しつこい電話でお困りの方、過去に闇金を利用した経験がある方は必見です!
今回のテーマ
- 闇金がしつこく電話をかける理由
- 闇金からの連絡に対する正しい対処法
- 弁護士相談が解決の近道
- まとめ
闇金でお悩みなら
シン・イストワール法律事務所へ 今すぐ
無料相談!
「弁護士に相談したらタダじゃすまないぞ!」
と脅されていても安心してご相談ください。 シン・イストワール法律事務所があなたを闇金から全力で守ります!
※ 債務整理受任に関しては弁護士との面談が必要ですが、諸事情により面談が困難な方はお気軽にご相談ください。 闇金がしつこい電話をかける理由
闇金がしつこい電話をかけてくる理由として、勧誘と督促という2つの目的が挙げられます。それでは、1つずつ見ていきましょう。
理由① 新しい利用者を勧誘するため
闇金がしつこく電話をかける理由の1つに「新しい利用者を勧誘する」という目的があります。
これまで闇金は、街中のポスターを貼ったり、一軒一軒ポスティングしたりすることで集客をしていました。
しかし、年々闇金などの悪徳貸金業者を取り締まる動きが強くなっており、闇金は目立つ方法で集客できない傾向にあります。
無登録業者の広告、勧誘行為について罰則が適用されるようになりました。
正当な理由のない夜間の取立て、勤務先等居宅以外への電話や訪問、第三者への弁済の要求など行ってはならない取立行為の具体例について、法律で明確にされるとともに、罰則も引き上げられました。
- 罰則の引上げ ⇒ 2年以下の懲役、3百万円以下の罰金
引用:金融庁「ヤミ金融対策法が成立しました」
ヤミ金融対策基本法の成立により、闇金は公然と勧誘が出来なくなったため、電話による集客を強化しているのです。
加えて、電話での勧誘は、闇金にとって交通費や人件費を少なく抑えられるというメリットがあります。
闇金は、①警察などにバレずに集客できる、②比較的少ない労力で集客できるという2つの理由から、電話勧誘をしていると考えられます。
では、闇金はどのように勧誘する電話番号を決めているのでしょうか?
電話番号を選ぶ方法として、3つ考えられます。
- ランダムに決める
- 過去の顧客情報を使う
- 同業者から電話番号などの個人情報を買う
ランダムに決める方法は、不特定多数にかける方法として有効です。
しかし、電話に出る相手の情報をはじめ、お金に困っているかどうかすらも不明で、非効率的な方法とも言えます。
ランダムにかける方法に比べ、過去の顧客情報を使う方法は「闇金に頼るほど、お金に困っていたことがある」という事実が明確なので、ランダムにかけるよりも効率的です。
実は、過去の顧客情報をもとに再び勧誘する闇金業者は多く「そろそろお金が底をついた頃でしょう。力を貸しますよ」などと親切そうな言葉で勧誘します。
優しく見えるのは最初だけで、もう一度借りてしまうと借金地獄に陥ります。
絶対に応じないようにしましょう。
3つ目の選び方として、同業他者から買った個人情報をもとに電話番号を決める方法もよく使われます。
闇金などの違法貸金業の運営組織は、貸金業以外にも詐欺などの犯罪行為をしていることがほとんどです。
他の犯罪で得た個人情報を売買することで、新規顧客の獲得を狙っています。
実際の事例として、詐欺被害者がお金に困っていたところ、タイミングよく「詐欺にあって大変でしたね。当社ならお金を貸すお手伝いができます」と電話がかかってきたというケースも珍しくありません。
このようなケースでは、闇金と詐欺グループがつながっているが可能性が非常に高く、相手の提案に従うのは危険です。
電話に応じる前に弁護士に相談しましょう。
闇金の電話勧誘は「過去に闇金から融資を受けたことがある」「詐欺などの犯罪被害にあった」人が特に狙われやすいと分かりましたね。
>> 闇金や借金のトラブルを弁護士に"無料"で相談する
理由② 返済を督促するため
闇金がしつこく電話をかける2つ目の理由として「利用者に返済を促す」という目的があります。
返済が1日でも遅れると、利用者本人だけでなく、実家の両親や職場にまで連絡してくるでしょう。
正規の消費者金融も、返済が遅れると電話で督促を行いますが、闇金は嫌がらせの電話を行うので特に陰湿です。
1日に非通知で何十回もかけてこられて、日常生活に支障をきたす、精神的に疲弊することも珍しくありません。
実際のケースで、職場の電話回線がパンクするほど大量の電話を、非通知で同時にかけてきたという事例もありました。
闇金は「借りた金すら返せないないなんて、人間としておかしい」などと返済を迫りますが、闇金からの借金は元本・利息ともに返済する必要はありません。
最高裁判所が「闇金のような違法貸金業者からの借り入れには、元本・利息の返済義務はなく、支払った分の損害請求もできる」と判決を下したのです。
平成20年6月10日、「ヤミ金融業者が著しく高利で貸し付けた場合、利息分だけでなく、支払った元本・利息の全額を損害として請求することができる」旨の判断が最高裁において下されました。
引用:金融庁「ヤミ金融業者に係る最高裁判決の概要について」
闇金からの借り入れには返済義務はなく、督促の電話に応じる必要はありません。
現在進行形で闇金からの電話でお困りの方は、弁護士に相談しましょう。
闇金問題は、煩雑で交渉が困難です。法律の専門家に依頼することで、安心かつスピーディーに解決できます。
-
参考返済義務はある?闇金トラブルを弁護士相談でスピード解決!
続きを見る
闇金からの連絡に対する正しい対処方法7選
ここまで闇金がしつこく電話をかけてくる理由をご紹介しました。
では実際に電話がかかってきたとき、どう対処するのが良いのでしょうか。
正しい対処法を7つ解説していきます。
1. 怪しいと思ったら無視
見知らぬ携帯電話番号、非通知の電話は無視しましょう。
多くの闇金は、勧誘に固定電話ではなく、携帯電話を使います。
電話番号が警察にバレた場合、携帯電話なら新しい番号を使い回すことで簡単に逃げられるメリットがあるからです。
固定電話だと、警察による追跡で業者名や事務所の場所まで特定される恐れがあります。
このような電話番号が固定電話ではなく090や080、070といった携帯電話番号から始まる闇金を「090金融」と呼びます。
090金融は闇金の最もメジャーな営業形態の1つなので十分に注意しましょう。
-
参考090金融って闇金なの?【悪質な手口や対処法を解説】
続きを見る
もちろん固定電話であっても、知らない、見覚えがない、非通知の電話番号には出ないことをおすすめします。
2. 融資の勧誘は断る
「非通知の電話に出たら、怪しい業者の融資の勧誘だった」という場合には、きっぱりと勧誘を断りましょう。
たとえ電話口で怒鳴られたり、脅されても負けてはいけません。
少しでも弱い態度を見せると、闇金は「自分の意思をはっきり言えない人間だ」と判断して、いっそう強く融資を迫るようになります。
融資を拒否する意思をはっきりと見せましょう。
ただし「過去に同じ闇金から借り入れをしたことがある」という人は注意が必要です。
闇金に住所などがバレている場合、融資を断ると自宅や職場に嫌がらせをしてくる可能性があります。
電話を切ったらすぐに、弁護士などの信頼できる専門家に相談しましょう。暴力や脅迫など、実害が出る前の対処が重要です。
>> 闇金や借金のトラブルを弁護士に"無料"で相談する
3. 着信拒否をする
融資を断ってもしつこく電話をかけてくる場合は、着信拒否が有効な方法です。
着信拒否することで、闇金もあきらめて関わりを断つ可能性もあります。
4. 電話番号を変える
過去に闇金を利用した、詐欺グループに電話番号を知られているという場合は、着信拒否よりも闇金に教えた電話番号そのものを変更することをおすすめします。
一度闇金に知られた個人情報は半永久的に保存され、悪用されるからです。
あなたが融資を断っても、闇金は個人情報を持っている限り、しつこく勧誘をしてくるでしょう。
長く使ってきた電話番号を変えることに抵抗があるかもしれませんが、闇金に知られた電話番号は他の悪徳業者に広まっている可能性もあるので、可能ならば電話番号を変えるほうが得策と言えます。
5. SNSアカウントを変更する
電話番号だけでなく、可能ならばLINEやFacebook、インスタグラムなどのSNSアカウントも変更しましょう。
徹底的に闇金と連絡を絶つことで、リスクを軽減できるからです。
特に、Facebookやインスタグラムのアカウントを知られると、あなたの友達も闇金の危険にさらされる可能性があります。
最悪の場合、あなたが融資に応じないからと言って、代わりに友達が勧誘をされたり、嫌がらせを受けるかもしれません。
「LINEやインスタは闇金に教えていないから大丈夫」と思っていても、闇金はあらゆるネットワークを使ってあなたを見つけ出します。
自分だけでなく大切な人を守るためにも、できるだけSNSなどの連絡手段を変更しましょう。
>> 闇金や借金のトラブルを弁護士に"無料"で相談する
6. DMで送られたURLは絶対に開かない
闇金は、電話のほかにSNSのダイレクトメッセージ機能を使って連絡を取ってくるでしょう。
ダイレクトメッセージに返信をしたり、添付されたURLを開いたりしては絶対にいけません。
一度返信すると、その後もしつこく勧誘のメッセージを送ってくるからです。
リンクを踏んでしまうと、携帯電話がウイルスに感染して、情報を抜き取られる危険性もあります。
もし「メールを配信停止にしてほしい」と思っても、闇金に頼むのではなく、迷惑メールボックスに入れるなどの対処をしましょう。
闇金の中には、勧誘目的ではなく、URLを押させたいがためにダイレクトメッセージを送ってくる業者もいます。
大切な個人情報を守るために、安易な対応をしないように注意しましょう。
7. 闇金に教えた銀行口座を解約する
闇金に口座情報を知られている場合、カラ貸し、押し貸しにあう危険性があるので、すぐに口座を変更することをおすすめします。
押し貸しとは、見知らぬ誰かによって自分の口座へ勝手にお金が振り込まれ、その後に利息とともに返済を要求される闇金のことです。
ソフト闇金などの悪徳業者がよく使う手段で、利用者が気づかないことも多いため、注意が必要です。
カラ貸しとは、利用していないお金の返済を迫るという闇金の手口の一種です。
利用者が「借りていない金を返す義務はない」と主張しても、闇金はまともに取り合わず、返済をしつこく迫ってくるでしょう。
-
参考【本当に危ない】カラ貸しの危険性や解決方法を詳しく解説
続きを見る
-
参考押し貸しは闇金が原因?対処法はあるの?【弁護士が徹底解説】
続きを見る
弁護士相談が解決の近道
ここまで、闇金がしつこく電話をかけてくる理由と適切な対処方法について解説してきました。
闇金からの電話被害で悩んだ場合、弁護士に相談することをおすすめします。
「自力で解決したい」「警察が対応してくれる」とお考えの方は、ここからの解説を参考に対処することをおすすめします。
自力での交渉は非常に危険
闇金問題を一人で解決するのは、極めて難しく、危険が伴います。
あなたがどれほど電話を止めるように頼んでも、相手は違法業者であり、まともに取り合ってくれません。
自分でできる電話の対処方法としては、着信拒否や電話番号・SNSアカウントの変更が限界でしょう。
それ以上自力で闇金と交渉しようとすると、かえって嫌がらせがエスカレートすることも。
闇金に一人で立ち向かおうとするのではなく、知見と実績を持った専門家に相談するほうが賢明と言えます。
>> 闇金や借金のトラブルを弁護士に"無料"で相談する
警察に相談しても解決は難しい
もし厳しい取り立てなどにあっていて、暴力などの実害が出ているのなら警察に相談してもいいでしょう。
ですが警察には民事不介入の原則といって、借金問題などの個人間のトラブルである民事事件には介入できないことになっています。
せっかく警察まで行っても「お金の貸し借りは当事者同士で解決してください」と帰されるケースも実際にあるのです。
警察に相談しても100%解決できるわけではないことを知っておきましょう。
>> 闇金や借金のトラブルを弁護士に"無料"で相談する
闇金に強い弁護士へ相談
「闇金トラブルで困っている」
「闇金からの電話がしつこくて困っている」
こんなお悩みをお持ちの方は、弁護士への相談がおすすめです。
法律の専門家である弁護士は違法業者である闇金の違法性を正式に指摘することが出来ます。
多くの闇金は弁護士のことを非常に恐れており、弁護士が介入通知を知らせただけで取り立てが完全にストップすることもあります。
迷惑電話はもちろん、闇金から借り入れをしている場合、取り立て行為を即日で停止させることも可能です。
弁護士費用が気になる方もいるかもしれませんが、最近では電話やメールでの無料相談を実施している弁護士も増えてきていますので、資金で困っている方はこうした無料サービスを利用してみましょう。
まとめ:闇金がしつこい電話をかけるのはなぜ?【対処法を弁護士が解説】
- 闇金は「新規顧客を勧誘する」「返済を督促する」ために電話をしつこくかける
- 正しい対処法としては「無視、着信拒否する」「電話番号を変える」「SNSアカウントを変更する」「口座を変える」などがある
- 闇金問題は、自力での解決は難しく、弁護士相談が解決の近道
本記事では、闇金がしつこく電話をかけてくる理由についてご紹介しました。
闇金を借りてしまいお困りの方は、今すぐ弁護士に相談しましょう。
まずは誰かに悩みを打ち明けるだけでも、きっと心が軽くなります。
シン・イストワール法律事務所は、これまでに10,000件以上の闇金問題を解決してまいりました。
闇金問題のノウハウや経験が豊富なシン・イストワール法律事務所へ、まずはお気軽にご相談ください。
今なら電話・メールでの無料相談を受け付けております。