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闇金利用で銀行口座が凍結された時の対処法【解除するには?】

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  • 本記事の監修弁護士
弁護士 田島 聡泰 シン・イストワール法律事務所

監修者

弁護士 田島 聡泰

シン・イストワール法律事務所代表弁護士。東京弁護士会所属。
注力分野:債務整理(自己破産・過払い金・闇金・ファクタリング)・養育費回収など

闇金を利用したら、口座凍結された!
申し込みの際に、闇金に教えた口座が凍結された。他の闇金トラブルもまとめて解決したい!

今回はこのような疑問を解決していきます!

闇金に申し込む際に口座情報を伝えると、闇金によって悪用され、結果的に口座凍結される可能性があります。

実際に、闇金が口座を「客振り」という犯罪行為に利用し、口座凍結されるケースが一般的です。

本記事では、闇金利用で銀行口座が凍結されるケース、口座凍結を放棄してはいけない理由、闇金被害にあった時の対処法について、シン・イストワール法律事務所の弁護士が具体的にご紹介します。

今回のテーマ

  • そもそも「口座凍結」とは?
  • 闇金を利用して口座凍結されるケース
  • 口座凍結を放置してはいけない理由
  • 銀行口座が凍結された時の対処法4つ
  • まとめ

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1. そもそも「口座凍結」とは?

「銀行口座が凍結されるってどういうこと?」

こんな疑問を持つ方もいらっしゃると思います。まずは「口座凍結」について正確に理解していきましょう。

口座取引が利用停止になること

口座凍結とは「現金の引き出しや振り込み、引き落としといった銀行口座の利用を、一切できなくなること」です。

一般的には「口座名義人の死亡」「債務整理」「口座の犯罪利用」などのケースで口座凍結されます。

ATMの利用はもちろん、クレジットカードの支払いや公共料金の引き落としなども出来ません。

口座が凍結される理由

口座凍結される理由は、主に以下の3つにまとめられます。

  1. 口座名義人が死亡したケース
  2. 債務整理を開始したケース
  3. 口座が犯罪に利用されたケース

①口座名義人が死亡したケースでは、遺産の持ち逃げ防止という理由で口座が凍結されるのです。

遺族が名義人の死亡を銀行に知らせることで、銀行口座が凍結されます。
一般的に、遺産分割の内容が決定した後に口座凍結は解除となります。

②債務整理を開始したケースでは、銀行が口座にある預金を債務者の残債の返済に充てるために口座凍結を行います。

銀行が債務整理の際に口座凍結し、預金を債務の返済に充てることを「相殺」と言います。相殺の対象は、口座凍結前の預金と定められています。

③口座が犯罪に利用されたケースでは、被害回復や暴力団等の資金源を断つことを目的として口座凍結されます。

捜査していた警察が、犯罪利用が疑われる銀行口座の凍結申請をして、銀行が実行するという流れです。

犯罪利用を理由に口座凍結された場合、口座名義人が気づかないうちに口座凍結されたり、自覚なく犯罪に加担させられる可能性もあるため、慎重な対応が必要です。

不正利用を疑われた場合「時間が経てば凍結が解除される」といったことはほとんどなく解除自体が非常に厳しいといえます。

また「同じ名義を使っている他の銀行口座が凍結される」「同一名義で新しく銀行口座を開設できない」などのリスクがあるので、注意が必要です。

2. 闇金を利用して口座凍結される理由

名古屋には闇金が多いって本当?【弁護士が詳しく解説】

闇金を利用して口座凍結される理由は「口座の犯罪利用」であることがほとんどです。

このケースでは凍結解除が非常に難しく、解除ができないこと以外にも、さまざまなリスクがあるので注意が必要です。

では実際にどのような場合に犯罪利用とみなされるのか、具体的なケースをご紹介します。

理由① 銀行口座が「客振り」に使われたから

客振りとは、闇金が利用者Aからの返済金を自分たちの口座ではなく、貸付金として利用者Bの口座に入金させるという闇金の資金流用方法です。

利用者Aは「闇金の口座に返済をした」と思い込み、利用者Bは「闇金がお金を貸してくれた」と勘違いします。
結果的に利用者Bの口座は、違法な貸し付け業務に関わったとして凍結されます。

一般的に闇金に申し込む際、氏名や電話番号、住所に加え、口座情報を求められます。これらの情報をもとに「客振り」が成立しているのです。

闇金は、自分たちの口座が「口座の犯罪利用」として凍結されるリスクを「客振り」という手法で回避し、貸金業を営んでいます。

「闇金を利用している」「過去に闇金を利用したことがある」という人は、客振りに巻き込まれる危険性があるので注意が必要です。

理由② 銀行口座が詐欺のマネーロンダリングに使われたから

まず、マネーロンダリングについて確認しましょう。

マネー・ローンダリング(Money Laundering:資金洗浄)とは、一般に、犯罪によって得た収益を、その出所や真の所有者が分からないようにして、捜査機関等による収益の発見や検挙等を逃れようとする行為を言います。

引用:警視庁「マネー・ローンダリング対策の沿革」

闇金の中には、貸付業以外にも組織的な犯罪を行っている業者が多く存在します。

詐欺や薬物売買などの犯罪で得た収益を、貸付金という名目で利用者の口座に点々と振り込み、お金の出所を不明にしているのです。

このとき利用者は振り込まれたお金を「闇金の資金から出た貸付金」と思い込みますが、実際は犯罪収益で、振り込みに使われた口座は凍結されてしまいます。

貸付金という名目以外にも「ある日突然、大金が振り込まれ、調べると過去に利用した闇金業者が自分の銀行口座をマネーロンダリングに利用していた」といったケースもあるのです。

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3. 口座凍結を放置してはいけない理由

「口座凍結されても、犯罪には関与してないし、放っておいて大丈夫でしょ!」
「解除されなくても、使う予定のない口座だから問題ない!」

このように楽観的に考えるのは非常に危険です。
解除の必要性や預金残高を問わず、口座凍結をしてはいけない理由について解説していきます。

あなたが犯罪仲間とみなされ、逮捕されるから

口座凍結され、そのまま捜査が進むと、あなたも犯罪仲間として逮捕される危険性が考えられます。

逮捕されてしまうと、解除はおろか、一生残る前科がつき、今後の人生に大きな影響が出るでしょう。

逮捕される前に、金融機関や警察と交渉することが重要です。自力では精神的な負担が大きく、成功の見込みも薄いので、弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

同一名義で口座を開設できなくなるから

犯罪利用として凍結された口座を放置しておくと、口座名義人の権利を失効する手続きが取られ、同一名義での口座が利用停止、新設不可能になります。

警察庁と各金融機関の取り組みは、年々厳しくなってきました。

ひとたび口座凍結され、各金融機関に情報を共有されると、同一名義で新しく口座開設することはできません。

つまり、口座凍結されると、現在持っている口座が使えなくなるだけでなく、半永久的に銀行口座が使えないのです。

口座が使えないと日々の生活に支障をきたすので、一刻も早く信頼できる弁護士に相談することをおすすします。

預金が勝手に分配されるから

振り込め詐欺救済法によると犯罪利用が認められた銀行口座の預金は、救済として被害者に分配される」と定められています。

つまり、預金が勝手に使われてしまうのです。

犯罪利用口座について、残高に対する口座名義人の権利を失わせる手続が行われます。
権利が失われた犯罪利用口座について、被害者に対する被害金支払の手続が行われます。

引用:一般社団法人全国銀行協会「振り込め詐欺救済法とは」

犯罪にかかわっていないのに損失を受ける前に、自分の銀行口座が犯罪利用ではないこと、自身が犯罪者でないことを証明する必要があります。

4. 闇金を利用して口座凍結された時、とるべき行動とは?

最後に、口座凍結された時の有効的な対処法について解説します。

すでに「闇金に伝えた口座が凍結された」という方は、ご紹介する対処法を参考に、解決に向けて動き出すことをおすすめします。

① 弁護士に相談する

実際に口座凍結にあう方の多くは、現在進行形で闇金を利用している、過去に闇金を利用したことがある方です。

口座凍結は闇金がよく利用する手口で、巻き込まれる非常に厄介なので弁護士に相談しましょう。

銀行口座が凍結された以外にも、以下のような嫌がらせでお困りではないでしょうか?

  • 家の周辺で付きまとってくる
  • 頼んでもいなピザや救急車を手配される
  • 職場に回線がパンクするほどの電話をかけてきた
  • 貼り紙やチラシを大量に投函される
  • 実家に取り立てや嫌がらせされる

このような取り立てや嫌がらせでお困りの方は、口座凍結だけでなく、闇金トラブルを一括して解決することが重要です。

もし、警察や銀行に相談して口座凍結が解除されても、闇金の嫌がらせはストップしません。

弁護士に相談し、闇金トラブルを一括して解決していきましょう。

借金・闇金トラブルに強い弁護士に相談することで「今後一切かかわりをもたない」など、徹底した交渉が可能です。

闇金トラブルは口座凍結だけ解決するのではなく、根本的な解決が重要です。

② 給料を現金払いにしてもらう

「口座凍結を受けた銀行口座に給料が振り込まれる」「新規の口座開設ができない」という場合、給与を現金払いにしましょう。

引き出しができない口座に給料が振り込まれても、引き出せないため意味がありません。

当面の生活のために、給料の支払い方法について、今すぐ対応しておきましょう。

職場の規模や制度にも異なりますが、事前に手続きをとれば現金払いにできるかもしれません。早めに職場へ相談してみましょう。

③ クレジットカードや公共料金の支払い口座を変更する

口座が凍結されたら、すぐにクレジットカードや公共料金の支払い方法を変更しましょう。

支払いを延滞すると信用情報に傷がついたり、利用停止されてしまいます。

他に口座引き落としと設定している支払いがあるか、確認しておくと対応がスムーズです。

突然、電気やガス、水道が使えなくなっては、生活に困りますよね。公共料金はコンビニでも支払いができるので、すぐに変更の手続きをとることがおすすめです。

まとめ:闇金を利用して口座凍結されたら、弁護士に相談

まとめ

  • 闇金に口座情報を教えると「犯罪利用」で口座凍結されることがある
  • 口座凍結されると解除は困難
  • 預金残高が少なくても口座凍結を放置するのは危険
  • 口座凍結、闇金被害で困ったら弁護士に相談
口座凍結の被害にあったから解除したい。でも、どう対処すればいいのかわからない
借金をしているくらいだから、弁護士費用なんて到底払えそうにない。

このような不安を持っている方は、一度弁護士に相談することをおすすめします。

法律の専門家が、あなたの悩みのためにきっと尽力してくれるはずです。

最近は、弁護士費用の分割払いに対応する法律事務所も増えているので、費用面の不安も軽減できるでしょう。

「初回無料相談」を行っている法律事務所に相談して、あなたに合った弁護士を見つけるのもいいかもしれません。

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