「アルコール依存症の方が闇金を利用したらどうなるの?」
「アルコール依存症の方がお金が必要になったらどうしたらいいの?」
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
アルコール依存症の方は何かに依存する傾向が強く、闇金などの多額な借金から抜け出せないことが多々あります。
実際一度でも闇金を利用してしまうと、その高すぎる利息を返済できずに取り立て被害に苦しむことになります。
そこで今回はアルコール依存症で闇金を利用する危険性や対処法について解説していきます!
今回のテーマ
- そもそもアルコール依存症とは
- アルコール依存症の方が闇金を利用してしまう理由
- 闇金を利用したアルコール依存症の方の被害事例
- アルコール依存症の方が闇金を利用してしまった時の対処法
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まずはアルコール依存症についていくつか重要な情報をご紹介します。
アルコール依存症とは
最初にアルコール依存症とはどんな状態を指すのか知っておきましょう。
日本新薬株式会社が運営する「アルコール依存症治療ナビ」によりますと、アルコール依存症の意味について以下のように定義されています。
アルコール依存症とは、お酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のことをいいます。飲むのはよくないことだとわかっていても、脳に異常が起きて飲むことをやめられなくなります。
その意味では、アルコールは麻薬や覚せい剤と同様の依存性の薬物の一種だともいえます。またアルコール依存症は患者さん本人の意思の弱さによって起きるものではなく、医療機関で治療が必要な病気であるともいえます。
つまり短くまとめると「お酒の飲み方をコントロールできない状態」という意味になります。
- 禁酒すると決めたのにまたお酒を飲んでしまった
- ここ最近は毎日のようにお酒を飲んでしまっている
- 飲酒した時の記憶をなくしてしまう
こういった症状が続いている方はアルコール依存症の可能性が高いと言えるでしょう。
アルコール依存症の危険性
ではアルコール依存症になるとどういった危険があるのでしょうか?
具体的には以下の3つが挙げられます。
- 健康面の悪化
手のふるえ、悪寒、寝汗、不安、焦燥感、睡眠障害、胃痛、吐き気、高血圧といった離脱症状を引き起こすことがあります。 - 経済面の悪化
お酒のためなら惜しみなくお金を使うようになるため経済的に苦しい状況に陥る可能性が高いです。お酒のために借金するなんてことも珍しくありません。 - 人間関係の悪化
自律神経が麻痺するため感情のコントロールが困難になり家族や友人に対して暴言や暴力を振るう可能性が高くなります。結果として家族との離婚や別居、仕事では解雇されるリスクも考えられます。
これらの3つの危険が重なったとき、取り返しのつかない状態、まさに負のスパイラルが引き起こされます。
アルコール依存症の方が闇金を利用してしまう理由

一般的にアルコール依存症の方は闇金を利用しやすい傾向があると言われています。
それは一体どうしてなのでしょうか?
アルコール依存症で闇金を利用してしまう原因
アルコール依存症の方は闇金を利用してしまう原因は、アルコール依存症の危険性に隠されています。
上段で触れました「アルコール依存症の危険性」を改めて確認しておきましょう。
この3つの危険はそれぞれ必要以上にお金を無駄にしてしまう可能性が非常に高いのです。
具体的には以下の通り。
- 健康面の悪化
病院代や薬代でお金を使う - 経済面の悪化
お酒代や飲み会代でお金を使う - 人間関係の悪化
離婚・別居の場合は養育費がかかる
仕事を解雇されれば収入を失う
このように、アルコール依存症になると必要以上にお金を使ってしまう可能性が高まります。
借金が重なり闇金へ
またアルコール依存症の方は自律神経障害によって自分の感情をコントロールするのが困難なため、「治療を諦めて病院に行かなくなる」「ストレスで暴飲暴食してしまう」といった症状を悪化させる言動を取ることだってありえます。
こうなると問題は解決されるどころか、どんどん悪化してしまいます。
今までは消費者金融やカードローンで資金調達できていたとしても、返済が遅れたり仕事を解雇されたとなれば、ブラックリスト入りしてサービスを利用できなくなることでしょう。
結果として「利息は高いけど審査が無い」「ブラックの人でも利用できる」といった違法貸金業者"闇金"に手を出してしまうのです。
闇金を利用すると問題はさらに悪化
確かに闇金はどんな客に対してもお金を貸してくれますので、一時的には状況が改善されるかもしれません。
ですが闇金とは法定利息を上回る利息で貸付を行う違法貸金業者です。
収入が少なく支出の多いアルコール依存症の方が返済できるはずもありません。
そして借金の返済が遅れるようになると、闇金業者から激しい取り立てや嫌がらせが開始されます。
- 毎日数百回電話がかかってくる
- 家に押しかけてくる
- 家族や友人に取り立てが行われる
- 職場先に取り立てが行われる
こういった非人道的な取り立ては止むこと無く続きます。
ただでさえ感情のコントロールが不能なのに、そこに精神的なストレスが募ってしまうと、もはや冷静な判断ができなくなってしまいます。
その結果、アルコール依存症の多くの方は返済義務や取り立てによる精神的なストレスを解消するために、ダメだと分かっていてもお酒を飲んでしまいます。
酒を飲む→借金が増える→闇金の取り立てが行われる→ストレスが溜まる→酒を飲む→...
*途中で人間関係を失うリスクもありうるでしょう
こうした悪循環はそう簡単に抜け出せるものではありません。
アルコール依存症になったとしても絶対に闇金を利用してはいけない、ということを覚えておきましょう。
闇金を利用したアルコール依存症の方の被害事例

さてここからはアルコール依存症の方が闇金を利用してしまった被害事例をいくつかご紹介します。
事例① 父親が闇金の借金を繰り返し酒に溺れています
私の父親は昔からギャンブル依存症で多額の借金があり、その度に母親が返済してきました。
一度父親は自己破産をしたのですが再び闇金に手を出してしまい、返済できずに酒に溺れアルコール依存症になってしまいました。
精神状態が不安定になった父は母に対して暴言・暴力を浴びせ、真夜中に暴れまわり警察沙汰になることもありました。
すでに精神科にも何度か入院しています。
そしてこの度両親は離婚することになったのですが、母親は財産が0の父親に財産分与する必要はあるのでしょうか?
ヤフー知恵袋より
事例② 父親がアルコール依存症で母がDVを受けていますが借金があって治療費が払えません
私の両親は二人暮らしをしているのですが父親はアルコール依存症・ギャンブル依存症で、母に対してDVをします。
きっかけは昨年父が脳出血で倒れてから性格異常になったことが原因で、それ以降母を軟禁して性的虐待、肉体的暴行、精神的暴行を日常的に行っています。
母はすっかり洗脳されてしまったようで仕方ないと割り切っているものの、心的外傷後ストレス障害やうつ病のような症状が伺えます。
危険を感じて母を別の場所に移動させたのですが、父は場所を特定して大声で迎えに来てしまいます。
父も母も病院で治療してあげたいのですが、多額の借金があるためなかなか病院に連れて行くことができません。
どうしたらいいのでしょうか?
ヤフー知恵袋より
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ギャンブル依存症が闇金を利用してはいけない理由と対処法
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アルコール依存症で闇金を利用してしまった時の対処法
ではここからはアルコール依存症の方が闇金を利用してしまった時の対処法について解説していきます。
この問題を根本から解決するには闇金問題とアルコール依存症の両方を解決しなくてはなりません。
まずは闇金問題を解決しよう
まずは闇金問題から解決していきましょう。
闇金トラブルで困ったら弁護士への相談がおすすめです。
法律の専門家である弁護士は違法業者である闇金の違法性を正式に指摘することが出来ます。
借金の無効化はもちろん、取り立て行為を即日で停止させることも可能です。
そのため多くの闇金は弁護士のことを非常に恐れており、弁護士が介入通知を知らせただけで取り立てが完全にストップすることもあります。
弁護士費用が気になる方もいるかもしれませんが、心配ご無用!
最近では電話やメールでの無料相談を実施している弁護士も増えてきていますので、資金で困っている方はこうした無料サービスを利用してみましょう。

アルコール依存症も解決しよう
弁護士に相談して闇金問題を解決できたら、二度と同じ事態にならないようにアルコール依存症を治療していく必要があります。
もちろん治療するには飲酒を止めればいいだけなのですがそう簡単な話ではありません。
そのため一般的な医療機関では段階を踏んだ治療が推奨されています。
- ステップ①
アルコール依存症の認識と治療に向けたモチベーション作り - ステップ②
断酒を開始し、病院にて禁断症状や臓器障害、合併精神疾患などの診断と治療を行う - ステップ③
断酒を継続しながら、飲酒に関する精神療法を始めとしたリハビリテーションを受ける - ステップ④
退院後も専門施設に参加して断酒を継続させる、抗酒薬を服用することも
アルコール依存症はひとりで解決できるような症状ではありません。
家族や友人などの周囲の人、医療機関の専門家の力を借りながら、ゆっくりと着実に治療を進めていくことが大切です。
まとめ:アルコール依存症で闇金を利用する危険性【弁護士が分かりやすく解説】

まとめ
- アルコール依存症とはお酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態のこと
- アルコール依存症になると健康面や経済面、人間関係が悪化して出費が必要以上に増えてしまう
- 結果としてアルコール依存症の多くは闇金を利用してしまうが、負のスパイラルからなかなか抜け出すことができない
- 闇金問題→アルコール依存症の順番で問題を解決していこう
今回はアルコール依存症の方が闇金を利用してはいけない理由やその対処法について徹底解説しました。
アルコール依存症の方に限らず、闇金からの借金を返済することは非常に困難です。
最初に闇金をスピード解決したら、その後はアルコール依存症を治すことをおすすめします。
放置していても被害は拡大するばかりです。
被害が小さい今のうちに、適切な対処法を実践していきましょう。
闇金でお困りの方は、今すぐ弁護士に相談をしましょう。
誰かに悩みを打ち明けるだけでも、きっと心が軽くなります。
シン・イストワール法律事務所は、これまでに10,000件以上の闇金問題を解決してまいりました。
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