

今回はこういった疑問を解決していきます。
そこで今回はそもそもチケット金融とはなんなのか?違法性や危険業者の特徴、被害にあった時の対処法といったテーマについて詳しく解説していきます。

今回のテーマ
- チケット金融とは
- チケット金融の取引の流れ
- チケット金融は違法なのか
- チケット金融の危険性
- チケット金融被害の対処法
- まとめ
目次
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チケット金融とは
チケット金融とは「客にチケットを買わせて、売らせる」ことでお金の貸し借りを行う業者を指します。

とはいってもチケットの売買が、チケット金融業者にとってどのようなメリットがあるのか、いまいちピンと来ない方もいらっしゃることでしょう。
一見、直接的なお金のやり取りがなく、購入したチケットの売買を介しての取引であるため、違法性はなさそうです。
しかし、チケット金融は代金を「後払い」に設定しており、チケット代を法定外の利息付きで、後日請求をしてくるので違法なのです。
つまり、チケット金融業者は「後払い」のシステムで利益を上げていると解釈できます。
チケット金融の集客方法
チケット金融はスポーツ紙や雑誌の広告などで、「代金は後払い」「審査不要」「後払いOK!」のような気軽さをアピールした言葉で集客します。
知識のない人は気軽さに惹かれて、違法性を見抜けずについ利用してしまうかもしれません。
しかし、チケット金融を運営しているのは、正規の業者を装った悪徳業者で、実はその正体が闇金だったというケースも少なくありません。

チケット金融の利益の仕組み
続いてはチケット金融の利益の仕組みについて具体的に説明していきます。
簡単に図で表すと以下のようになります。

チケット金融の仕組み
まず利用者は、チケット金融業者から後払いでチケットを購入します。
次に、業者から指定された金券ショップでチケットを換金します。
ちなみに、指定された金券ショップは業者と癒着しており、実際のチケットの価値を大きく下回る値段でチケットを換金される可能性が高いです。
利用者は金券ショップで換金して得たお金を自由に使うことができます。
ですが自由なお金を得て喜ぶのも束の間、チケット金融業者は利用者にチケット代金の請求を行います。
実は、この請求金額は、利用者が換金して得たお金よりもはるかに高額で、この差額で業者は利益を上げているのです。
あなたがどれほど違和感を訴えても、業者は手数料や後払い料金などと称して高額な請求をします。
この「後払い」の仕組みがチケット金融のミソなのです。
チケット金融の取引の流れ
ここからはチケット金融を利用する際の具体的な流れを、あなたがチケット金融を利用すると仮定して、3ステップに分けて説明します。
チケット金融の取引の流れ
- 代金後払いでチケットを買わせる
- 金券ショップにチケットを買ってもらう
- チケット金融にチケット代金を支払う
それでは順番に解説していきます。
手順1. 代金後払いでチケットを買わせる
まず、チケット金融業者はあなたに新幹線(例)の回数券10万円分を、支払い期限2週間後の後払いで購入させます。
このとき代金は後払いと指定されるので、実質タダでチケットを受け取ります。
手順2. 金券ショップにチケットを買ってもらう
チケットを受け取ったあなたは、業者に指定の金券ショップで換金するように指示されます。
金券ショップで、10万円の金券を7万円に換金できました。
あなたはこの7万円を自由に使えますが、2週間後にチケット代10万円をチケット金融業者に支払う必要があることを忘れてはいけません。
手順3. チケット金融にチケット代金を支払う
2週間が経過した期限日に、あなたはチケット金融業者へ10万円を支払います。
金券ショップで得た7万円と業者に支払う10万円の差額3万円がチケット金融業者の儲けになります。
この3万円を利息と捉えると、利息率は1週間でおよそ30%、年利にするとなんと1000%超。
あなたは法外な利息をとられていると言えますね。
仮に、業者と金券ショップが、あらかじめ「差額3万円を山分けしよう」と約束していたとしましょう。
金券ショップは、チケットの買取金額を5万円に設定し、山分け金額を差し引いた2万円を自分だけの利益にするかもしれません。複数の業者が関わっており、お金をだまし取られる機会が多いことが、チケット金融の恐ろしい特徴です。
ここまで、チケット金融の具体的な仕組みを理解できたでしょうか。
チケット金融は仕組みが煩雑で、危険性に気づきにくいため注意が必要です。
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チケット金融は違法なのか
ここまでの説明で、チケット金融の仕組みについて詳しく理解できたと思います。
続いてはチケット金融の違法性について、学んでいきましょう。
合法に見えるけど違法
チケット金融は直接的なお金の貸付はしていないので、一見、違法ではなさそうです。
しかし、あなたがチケットを換金して一時的に得た金額と、後日業者に支払う金額には大きな差があります。

一般的な借金と異なるのは、直接現金を渡すのではなく、チケットを購入させる点です。
このように手続きを煩雑化するには理由があります。
万が一、チケット金融業者が警察などに摘発された場合、「自分たちはチケットを販売していただけ」「法外な利息などは受け取っていない」などと言い逃れをするためです。
チケット金融は、貸す側、借りる側双方にとって面倒そうな仕組みですが、チケット金融業者にとっては、リスク管理の目的があるのです。
チケット金融に対する行政の見解
チケット金融は、利息が出資法に違反しているので、違法な悪徳業者です。
違法であるにもかかわらず、気軽さにだまされてしまう消費者が多いため、金融庁やNPOは頻繁に注意喚起をしています。
金融庁
チケット(高速回数券など)を代金後払いという形で販売し、チケットを指定した金券ショップなどに持ち込むことで現金化させる。業者は一週間後にチケットの販売金額を返済させる。現金化した受取金額と返済金額との差額を利息とみると法外な利息となる。
NPO消費者サポートセンター
「金券金融」「チケット金融」も、「家具リース」「車リース」と同様、出資法の金利規則を脱法しようとするヤミ金融の一種であり「金券金融」「チケット金融」も、出資法違反の犯罪行為であることに変わりはなく、02年末以降、大阪府警が集中的に摘発を行っています。
ご覧のように様々な行政組織や団体が注意喚起を行っているため、私たち消費者はくれぐれも注意しなければなりません。
チケット金融の危険性
チケット金融の特徴、違法性についてかなり理解できてきましたね。
ここからは、私たち消費者が特に注意すべきチケット金融の危険性について解説していきます。
危険性① お金を損する
ここまで説明した通り、チケット金融は法外な利息をとられることに加えて、複数の業者を介して取引が行われるために、利用者が必要以上に損してしまいます。

チケット金融業者は違法業者である闇金なので、借金をした時も法外の利息で貸し付けられるでしょう。
結果として、利用者は多額の借金を背負ってしまうのです。
チケット金融を利用すると、一時的にお金を損するだけでなく、高利息の借金が増え、悪循環に陥ると理解できたでしょうか。
目先のお金だけでなく、後々のことを考えると、チケット金融の恐ろしさがわかりますね。
危険性② 個人情報が漏れる
チケット金融の恐ろしいところは、お金を損することだけではありません。
個人情報が漏れることも、チケット金融のデメリットです。
チケット金融を利用する際、氏名・住所・電話番号など、何かしらの個人情報を教えるように求められるケースがあります。
しかしチケット金融に個人情報、たとえ電話番号だけでも教えることは非常に危険です。

ほかにも、個人情報が別の悪徳業者に売られるリスクも考えられます。
教えた個人情報が多ければ多いほど、悪用の危険性は高いと言えるでしょう。
住所を教えてしまった場合、自宅に闇金からDMが来たり、あなたと接触を図ろうと自宅周辺に張り付かれるかもしれません。
銀行口座を教えた場合、突然お金が振り込まれ、法外な利息とともに返済を迫られる「押し貸し」をされる可能性もあるでしょう。
「個人情報をそんな簡単に渡すわけがない」と考える人もいるかもしれません。 しかし、経済的に追い詰められた人は、「お金を貸してくれるなら」と相手に言われるがままの行動をとってしまうものです。
自分が悪徳業者に個人情報を渡す気がなくても、業者が脅して奪ってくるかもしれません。
危険な目にあう前に、自分の身を守ることを忘れないでください。
チケット金融被害の対処法
ここまで、チケット金融の危険性を説明してきました。
では、実際にチケット金融の被害にあってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
ここからは、適切な対処法を説明していきます。
対処法① 業者の情報をしっかり押さえておく
チケット金融の被害に気づいたら、すぐに物的証拠を集めてください。
集めるべき物的証拠の例
- 利用したチケット金融を知ったきっかけ
- チケット金融業者の連絡先、やりとりの履歴
- チケットの購入場所、換金した金券ショップの場所
特に、インターネット上のメッセージは、チケット金融業者が履歴を消す可能性がありますので、すぐにスクリーンショットや印刷などをして、確実に手元に残しておきましょう。

チケット金融だと発覚したら、迅速に対処するように心がけましょう。
対処法② チケットは換金してはいけない
もしチケットを受け取ってしまった場合、換金してはいけません。
必ず手元に残し、弁護士などの専門家に相談しましょう。
専門家が業者との交渉に入ることで、売買が不成立になり、あなたがチケット金融と関係を断ち切れるかもしれないからです。
チケットを手元に残し、専門家にも相談せず、持ち逃げをするのもオススメできません。
かえって、あなたが危険な目にあう可能性があります。

相手は闇金などの悪徳業者なので、1人で対処すると、経済的にも精神的にも追い詰められてしまいます。
チケット金融からチケットを受け取ってしまった場合は、決して1人で解決しようとせず、弁護士などの専門家を頼りましょう。
対処法③ 弁護士に相談する
ここまで、チケット金融の手口や恐ろしさを説明してきました。
繰り返し述べた通り、もしチケット金融を利用した場合は、なるべく早く弁護士に相談することが大切です。
チケット金融は、「直接的にお金を貸し付けていない」「仕組みが煩雑」といった理由から、法律の専門家でなければ、対処が難しい相手です。
法律の専門家である弁護士に相談することが、最善の解決策と言えるでしょう。

闇金などの悪徳業者に強い弁護士に強い弁護士、弁護士事務所であることも大切なチェックポイントです。
ぴったりの弁護士に相談して、一刻も早く解決しましょう。
まとめ:チケット金融とは?闇金?手口や危険性を解説
- チケット金融とは、「客にチケットを買わせて、売らせる」ことでお金の貸し借りを行う業者のこと
- チケット金融を利用すると「高額な手数料(利息)を損する」「個人情報が漏れる」といったデメリットがある
- 実際、金融庁やNPO消費者センターも警告をしている
- チケット金融を始めとした借金や闇金トラブルで困ったら弁護士に相談するのがおすすめ
今回はそもそもチケット金融とはなんなのか?違法性や危険業者の特徴、被害にあった時の対処法についてご紹介しました。
改めてチケット金融の仕組みについて図解画像で確認しておきましょう。

チケット金融の仕組み
基本的にチケット金融を利用すると、お金を損するだけでなく、あなたの個人情報を危険に晒すことになります。
チケット金融などの悪徳業者に個人情報を知られると、激しい勧誘、迷惑メール、押し貸しやカラ貸しなどの二次被害に発展する可能性があります。


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