相談ケース

養育費の相談事例をご紹介【元配偶者のDVが原因で離婚したケース】

更新日:

  • 本記事の監修弁護士
弁護士 田島 聡泰 シン・イストワール法律事務所

監修者

弁護士 田島 聡泰

シン・イストワール法律事務所代表弁護士。東京弁護士会所属。
注力分野:債務整理(自己破産・過払い金・闇金・ファクタリング)・養育費回収など

今回は当法律事務所に毎日多数寄せられる養育費の相談事例の内「DVが原因で離婚した方の養育費の相談事例」をいくつかご紹介していきます。

「DVが原因で離婚したけど養育費回収はどうすればいいのかな?」
「元夫のDVが怖くて養育費を請求しづらい」

といった悩みのある方は必見です!

今回のテーマ

  • 相談事例① DVが原因で離婚した元旦那が養育費の減額請求をしてきた
  • 相談事例② DVで離婚した相手から養育費を回収したいけど勤務先がわからない
  • 相談事例③ DVが原因で離婚した元夫から養育費を請求したい
  • 相談事例④ DVで離婚した元夫が怖くて養育費を請求できない
  • 相談事例⑤ DVが怖くて養育費を請求できず、娘を高校に通わせられない

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※表記の解決イメージないし事例は、過去の取り扱い事件を元に依頼者の特定を防止するため一部抽象化しております。

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相談事例① DVが原因で離婚した元旦那が養育費の減額請求をしてきた

相談内容

旦那のDVが原因で離婚調停にて離婚が平成22年11月に決まり、それから先月分まではきちんと養育費の支払いがありました。

子供は3人で上2人が20歳まで毎月3万、3番目だけが20歳まで毎月4万と決めて毎月10万の養育費でした。

ですが年末に元旦那から連絡があり、去年会社を退職していて今は知り合いの所でアルバイト程度しか働いてないので養育費を減額してほしいと言われました。

お互い口論になり今月分から養育費は払われていません。

そもそも本当に仕事をやめたのかも分かりません。

私が「減額請求は協議ではなく裁判所の調停で決定したい」と伝えると、相手は逆上してしまいもう話ができるような状態ではありません。

離婚原因がDVだったのでなるべく関わらずに養育費を回収したいです。

どうにかしてもらえませんでしょうか。

離婚調停時の裁判の書類は今も手元にきちんとあります。

こちらはDVが原因で離婚した旦那が月10万円の養育費を払うのが困難になって減額請求してきたという相談事例です。相談者の話によると元旦那が仕事を辞めたとありますが、もしこれが本当なら減額請求が認められる可能性が高いです。

相談事例② DVで離婚した相手から養育費を回収したいけど勤務先がわからない

相談内容

DVが原因で離婚してから5年が経つのですが、裁判所の調停で決めた養育費がきちんと支払われず滞っています。

調停調書があるので強制執行の必要書類はある程度揃っているのですが、元配偶者の勤務先がわかりません。

相手は気性が荒くDV気質なところもあって会うだけでも怖いので、話し合いを弁護士さんに代行しようと考えています。

私は栃木県に住んでいて首都圏から遠いかと思うのですが、交通費や出張料などの料金はどのように算出されるのでしょうか?

まず相手の勤務先が分からない場合ですが、令和2年4月の民事執行法改正により、裁判所を介した元配偶者の勤務先や居住先、銀行口座といった個人情報を調査しやすくなっているのでご安心ください。

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相談事例③ DVが原因で離婚した元夫から養育費を請求したい

相談内容

養育費について相談です。

7年ほど前にDV、精神的DV、経済的DVが原因で離婚しました。

その後「子供に会わせたくないから養育費は要らない」という内容を提案し、相手もしぶしぶ承認しました。

ですが離婚届を出してから約1ヶ月は私の実家に居候されとても迷惑でした。

今になって自分だけ我慢するのは理不尽だと感じ、養育費を回収したいと考えているのですが大丈夫なのでしょうか?

こちらはDVが原因で離婚した元夫から養育費を請求したいといった内容の相談事例です。もちろん回収可能です。養育費の支払いは民法で定められた法的な義務であり誰も拒否することはできないのです。

相談事例④ DVで離婚した元夫が怖くて養育費を請求できない

相談内容

養育費についての相談です。

平成20年3月に家庭裁判所で調停離婚しました。

調書には「毎月子供一人あたり2万円ずつ、満20歳に達する月まで支払う」との約束事も記載あります。

ですが元夫からは10年間1度も養育費は支払われてません。

DVや借金が原因で離婚したので当時は連絡をとる事や会う事も怖くむやみに養育費を請求できませんでした。

しかし最近になって子供にかかる費用が増えてきたので、養育費を払ってほしいと数年ぶりに連絡をしたのですが、お互い意見がまとまらず何も解決しませんでした。

その後、相手は再婚したのか分かりませんが、連絡先も変えられ一切連絡をとる事が出来なくなりました。

この様な状態でも養育費を請求する事は可能でしょうか?

こちらはDVで離婚した元夫が怖くて養育費を請求できない、といった相談事例です。すでに家庭裁判所の調停で養育費に関する取り決めがなされている場合、それは法的な効力を持ちますので元夫の未払いは違法行為だと言えるでしょう。

もしも相手が支払いに応じない場合は調停調書などの書類を用意して強制執行の手続を踏むことで強制的に相手の財産を差し押さえることができます。

相談事例⑤ DVが怖くて養育費を請求できず、娘を高校に通わせられない

相談内容

養育費について相談です。

2008年10月にDVが原因で離婚しました。

離婚時には3人分の養育費月3万円に加えて慰謝料50万円の支払いの合意の上、調停離婚しました。

離婚後、最初2ヶ月間は10万ずつ支払われたのですが、それを期に支払いはストップしてしまいました。

たまに定額よりも少なめの養育費が振り込まれることはありましたが、そのことを告げると、適当な理由を並べられてごまかされ金額が増えることはありませんでした。

相手はDVを振る舞う癖があり身の危険もあるため強くは言えず、2019年7月から完全に振り込まれなくなった。

今月から長女は高校を転学することになるので費用がかかります。
中学3年生の次女に関しても年明けから始まる高校入学でかなりお金がかかります。

今の生活では2人の娘を高校に行かせることすら困難になってしまう可能性もあるので何としても養育費を回収したいのですが、元夫の暴力・暴言が怖く請求が出来ません

いったいどうすれば安全に養育費を回収できるのでしょうか?

こちらはDVが怖くて養育費を請求できず、娘を高校に通わせられない、といった相談事例です。DVが怖くて養育費を請求しづらい場合は弁護士や裁判所を間に挟むことで穏便に解決できると考えられます。

まとめ:養育費の相談事例をご紹介【DVが原因で離婚したケース】

今回は「DVが原因で離婚したケースの相談事例」ということで以下の相談事例をご紹介しました。

  • 相談事例① DVが原因で離婚した元旦那が養育費の減額請求をしてきた
  • 相談事例② DVで離婚した相手から養育費を回収したいけど勤務先がわからない
  • 相談事例③ DVが原因で離婚した元夫から養育費を請求したい
  • 相談事例④ DVで離婚した元夫が怖くて養育費を請求できない
  • 相談事例⑤ DVが怖くて養育費を請求できず、娘を高校に通わせられない

基本的にDVが原因で離婚した場合でも養育費を受け取ることは可能です。

元夫の復讐が怖いという方もご安心ください。当事務所の弁護士がしっかりと安全な方法で養育費を回収致します

また「養育費の未払い問題」「養育費回収の手続き」「元配偶者からの減額請求への対応」といった養育費に関するトラブルでお困りの場合は、弁護士に相談してスムーズに問題を解決することをオススメします。

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